ヤンキー
日本では昔から「不良」の事をヤンキーと呼んでいるけど、ヤンキーとはなんなんでしょうか?!
「ヤンキー」という言葉を調べてみたら、本来は北部アメリカ人を意味する俗語で、「Yankee」の事らしいです。
南北戦争の当時に、アメリカ南部で、北軍兵士や北部諸州の人間を蔑視した呼び方が「yankee」であって、日本で不良を指している言葉の「ヤンキー」の語源とも言われているんです。
日本で不良っぽい若者をヤンキーと呼ぶようになったのは、大阪難波の「アメリカ村」が発祥と言われているんです。
ヤンキーという言葉そのものは戦前から日本で使用されていて、アメリカ人の事も昔はヤンキーと呼んでいたみたいです。
ヤンキーファッションも時代によってかなり変貌を遂げ、明治以来の伝統的なモラトリアムファッションの「バンカラ」から、1970年代に流行した「ツッパリ」スタイル、ちょっと現代的になった「ヒップホップヤンキー」、「ギャル男」、「悪羅悪羅系」など・・・
時代の変化でヤンキーファッションもどんどん流行り廃りがあります。
そして日本のヤンキーファッションやヤンキー文化に多大な影響を与えたのが、983年に連載が開始されたきうちかずひろの漫画作品である『ビー・バップ・ハイスクール』。
この漫画は映画化もされ、ヒットシリーズになったんです。
連載が終わる頃には、漫画の中の世界があまりにも時代錯誤で、悲壮感すら漂っていました。
連載が終わって、読者も作者もホッとしたんじゃないかなーって思います。
妹もたまにヤンキー漫画を読んでいるけど、なんか共鳴するところがあるらしいです。
年越し
私の妹は、ちょっと残念な不良でした。
年末近くになり、NHKの紅白歌合戦の出場者の発表がありました。
一般的な家庭では、紅白歌合戦など年番組を見て、除夜の鐘をききながら年越しそばを食べ、初詣に行くなどそれぞれイベントがあったと思います。
うちでもそうしたいのはやまやまでしたが、気を使ってくれる妹もさすがに年末は、色々とあり、お友達と遊んだりします。
でも、年末からお正月の時期の不良さんたちは、ちょっと羽目を外す傾向があるので、妹のことが心配でした。
何事もなくお正月が過ぎると一安心したものです。
妹も一応、1月2日中には帰ってくるので、私たちを気にしているとは思います。
でも、外でお酒やたばこなどを吸っていたりすると補導されたり、お酒だって急性アルコール中毒があるので、とても心配です。
色々な意味で、初詣では、妹の無事な帰宅をお願いするのがあの頃の年越しの恒例行事でした。
うちでホントにあった怖い話
わたしのおばの生活ぶりは、こんな感じです。
わたしの母に買ってもらったマンションに、一応1人暮らしをしています。離婚したので、主婦でもないし、ただの無職です。旦那との離婚は散々なものなので、愛想をつかされ、生活費をまったくもらえないことになりました。仕事もしたことがなく、わたしの母が彼女の生活費を全部出しているのです。
1人暮らしなもので、友達の全然いなくて、寂しいと言って、午前中からわたしのうちでごろごろして、わたしの親が作った料理を食べ、テレビを見て、昼ごはん、晩ごはんを食べてから自分のマンションに帰ります。
それが彼女の日課です。
自分の人生は悲惨なものだから、皆はあたしのことを同情してくれと本人の口から出る言葉で、信じられないぐらい、悲劇のヒロインをなりきった自分が可愛くてしようがないですね。
母からもらった生活費に当ててほしいお金で、大好きなセール服につきこむ癖があるおばは、衝動買いだから、サイズは小さいものや、好きじゃなくなるものを全部母に「プレゼント」をしてくれます。その分は、「生活費」が足りなくなるから、また母からお金をもらいます。要する、わたしの母は、自分の金で買ったおばの要らない服をもう一度買うわけですね。
天下一番笑える冗談だと思うでしょう、それが本当の話です。
最近、近所の主婦がパートを始めたと聞いて、おばは「あたしも働く。でも、下手な仕事は嫌だから、働けば良い会社で働きたい」とティーネットジャパンの求人情報を見て、お仕事頂戴とか言い出しました。
この人はダメだ、この人に会えば、世界中の人が天使にまえます。まぁ、なんでもいいからさ、まずティーネットジャパンに謝って欲しいです、悪いけど・・・
探偵になれば!?
それはどういう基準で言ってるのか、よく分からないのですが、おばによれば、同時の彼は一世風靡をした、地元で有名なイケメンだったそうです。そのちょーイケメンの彼がおばのことだけ夢中になって、地元の彼のファンの女の子が皆傷心したと自慢されましたが、当時のことが良く知っている親戚の人に聞いたら、そんなことを知らないよと言われました。
おばと話せば、いつも遥か昔の自慢話や自分の旦那の浮気話を聞かされ、本当かどうかあなた次第ってやつだけど、あれ、ほとんど嘘だと思います。
ただ、わたしもよせば良いのに、おばの話を信じられない素振りを見せたのが命取りでした。そういう考えであるかが良く理解できないけど、この間、旦那の浮気話をして、証拠をみせてあげると、「秘密の箱」を持ってきました。その中に、本物の様々の「証拠」を入っていました。
十何年前に、何年、何日、何時に、どこで、誰と会って、何を飲んだ、食べた何をしたって、ずらっとリストに書いていました。また、その女の名前以外に、特徴、仕事、家族構成まで調べだして、リスト化になっていました。
最もおぞましいのが、旦那の日記と他の浮気相手に宛てるラブレーたーの内容でした。そんなものをどうやって手に入れたか分からないのですが、こいつはすごい執念だなって思わずぞっとしました。
ほら、ほら、嘘じゃないでしょう。あたしの言うことは大体正しいだよって、また自慢げで話すおばに対して、妹は果然に無の表情でした。自分の娘の前で、平気であんな話ができるなんて、どんな神経をしてるのでしょうね。エグすぎます。
悪女
この10年間は大変な10年間でした。2人は誰から見ても仲の良いカップルでしたが、実は妹の方がずっと本命名彼氏がいながら、よそで遊びの「彼氏」を作っていました。
その相手はいつも出会いサイトを通じて知り合った人でした。それが本命の彼氏に何回もばれてしまいましたが、それでも好きだからって彼氏は泣きいれして、毎回毎回妹のことを許してしまいます。しかしながら、妹は浮気くせいが一向治る気配がなく、本命彼氏はしかたがなく、最後に強行手段を出し、妹のインターネットを絶たされて、GPS機能の携帯が渡されました。要する本命彼氏に強化なしに必要以上に外部と連絡を取れないように、24時間管理されてるとのことでした。
その「システム」は一年も続きました。妹にしてはよく持てたものでしたね。それを機に妹は本命彼と結婚することになりましたが、結婚間じかに、妹は我慢できずに浮気をしてしまいました。本命彼は今回も妹を許してくれると思いきや、彼は彼で我慢の限界で、妹との結婚を解消し、二度と会いたくないと捨てセリフを残し、それ以来連絡を取れなくなってしまいました。
結婚の一件のあとの妹は、さすが堪えてしまって、しばらく落ち込んでいましたが、今では好きなように彼氏を作って、捨て、ひどい時は何股でもかけて、本命彼氏がいなくなってから、水に得た魚のように、清清しいほどの悪女になったのです。
妹を擁護するわけではないのですが、幼いごろに生み親の醜態を散々を見てきたあげく、自分のおばに育てられなければいけないことになったなんて、妹の心に相当なダメージを受けていた事実は否めないと思います。
だから、妹の餌食になった男には同情しますが、姉として妹の幸せは一番です。ごめんなさい。